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無慈悲なアドバイザー + 回想-1 27年前・・
駅前通りにある オフィースビル1階ガラス張りのエントランスから今日の目的である店舗に入った・・。
「おはようございますー。」
フロントにある受付から
奥の個室に通された・・。
ーー人生で2度目の婚活
今度こそ幸せになりたい 勇気を振り絞り
全国チェーンの結婚相談所に予約をしていた。ーー
[アドバイザー]
「予定より時間を遅くして頂いてすいませんー。
急に都合が悪くなってー・・・・」
「はい、構いませんー。
よろしくお願いしますー。内心は、まな板の上の鯉状態なのだ!」
当初の約束時間は、午前9時だったが・・。
この担当者から電話を受け 都合によりから午前10時になっていた。」
(アドバイザーが、時間を遅らせたのは 自宅のある隣町からの
出勤都合らしい?エッ?)
「電話で(お客様相談係)先にお伝え致しましたが、ー
僕は、現在57歳ですー
それでも大丈夫と言われれましたがー?」
「アドバイザー」
・・・・・しばらく沈黙が続く・・。
ニコリともしない対応・・?曇ったような顔で・・。
ーーこの男を相手にするのは、時間の無駄・・
そう感じた。ーー
「あなたのご職業は、何ですか?」
「個人事業主です」
[アドバイザー」
「離婚は、今年の10月ですねー
年収はー?去年の申告はどの位ですかー?」
「自営ですから 決まっていませんが 450~550万位です。」
[アドバイザーのく目が物語っている!・・・・・・]
「57歳その年で いまさら婚活??
何考えてるの! 信じられない!!」
ーーアドバイザーの呆れたような見る目が、そう言っているな気がした・・ー
「弊社は、100パーセントの成婚率を目指していますー
申し訳御座いませんがー
ご紹介できる女性会員が居ませんー」
人並みの幸せの暮らししたい・・!
この世界に僕の愛する人は、どこにも存在しないのか・・?
どうして何もしないで・・
結論を出してしまうのか!・・
もう、道は開けないと言うのか?
一方的で 納得出来ない !
暗闇の中を手をかざして・・
歩いているような僕に・・
遠くからでも ロウソクを灯してほしい・・
そう思いながら 来たのに・・
何て言う 無慈悲なアドバイザーだー・・
冷たい・・
まったく 馬が合わない
やさしさの欠片も感じられない!
どうして そんな言葉が、出るのだろう?
この会社プリティーエースのネット相談コーナーで・・
現在57歳 気になる年齢は、既に伝えてある・・
それでも、ぎりぎり良いですから・・と言われて来たのに・・
ーこれからどんな人に巡り会えるのだろう?
期待もしていた・・精一杯のお洒落もして・・ー
「あなたの年齢とこの所得では、ご紹介出来る方は、居ませんー!」
「そ、そうでしょうねー
分かりましたー」
年齢を考えると やはり諦めるしかないのか!
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