第五話 クエスト開始

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第五話 クエスト開始

 農場へ着いた。農場も誰もいないのではないかと疑うほど静か。しかし、動物たちはいつも通り過ごしているようで特に不思議な点はなかった。  「すみませーん」  扉をノックし、声をかける。しかし、返事がない。  「あれ、誰もいない?」とくーちゃんは首をかしげる。   「そんなことないと思うけどなあ」  私がもう一度ノックしようとしたとき、家の横からひょこっと主人が出てきた。  「お!ひょっこりは」  私は急いでくーちゃんの口を塞いだ。  「あの、クエストを受けに来ました」  「ああ、冒険者か。上がりたまえよ」  主人であるおじいさんは家の中へと私たちを招いた。  リビングへ入り、三人並んでソファに腰かけ、おじいさんも向かいのソファに座った。  「クエスト、か。そうじゃ、この村には危機が訪れようとしている。」  「危機、ですか?」  「そうじゃ。村じゃが、宿場町と呼ばれるほど栄えていた。しかし、つい最近、村に隣接する草原にいるモンスターが爆発的に増えたんじゃ。そのため村に危害を食えるモンスターが増えたことにより、村には誰一人としていなくなってしまった。しかし村近くの宿は無事だったようじゃ。」     
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