サラメンコ劇場外伝 サワーポメロの誓い

まだまだ暑い夏の昼下がり

天は宇宙まで届くほど青く突き抜け、たなびくターフは、案外チクチクし、太陽の元で飲むダージリンは、湯気冷めやらず……

｢あっちーーー！｣
｢し、舌がっ！舌を火傷しました！｣
｢だから氷入れた方がいいって言ったのに……｣

ガーデンテーブルの上には熱そうなティーセットがドッカンと鎮座しております。

真っ白なティーカップをガッシャンと鳴らしてのたうち回っているのは下駄リス。いや、げた騎手。
カップよりも白くなって突っ伏してるのがアッチー、じゃなかったアッキー騎手。
もう、この子たちは！っと呆れながら氷水を準備してるのが我らがママ、アサカハムハム。引退前はカリスマジョッキーだったよっぴい騎手。

そしてここは皆のお砂場、違った皆の溜まり場、エブリ牧場。