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――夢を見た。
白い空間に、俺は居た。
そしてその空間に、もう一人。
顔が良く見えないが、今にも泣きだしそうに佇む誰かが、俺を見ていた。
『……きみのからだを、ぼくにちょうだい』
俺を見ている誰かは、そんなことを呟くと、ごめんと呟いた。
『な、何言ってんだお前…』
『ごめんなさい……ごめんなさい』
いくら問いかけても、そいつはただただごめんと謝るだけだった。
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