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そんなことを考えながら慎也を見てたら、慎也が首をかしげた。
「何見つめてんだよ」
「え?あーいや、別に」
「何だよ、気になるじゃんか」
「いやー、慎也君は今日もイケメンですねーと思って見てた」
「なんだそりゃ」
ホント、首傾げるのも笑うのもイケメンってなんなんだよ、オイ。
***
朝、遅刻したということ以外特に特別なことが起きることもなく、放課後になった。
「慎也、帰ろーぜ」
帰り支度を済ませ、前に座る慎也を呼ぶと、慎也は「ごめん、今日は無理」と手を合わせた。
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