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結局、昼過ぎに自宅へ到着。
先生は玄関まで一緒に来て、体調について母ちゃんとあれこれ話し、土産は「受け取れないことになってるので」と真面目に断り帰って行った。「ほんと素敵だわ~」とうっとりして、先生の真面目さに更に好感度急上昇な母ちゃん。そんな母ちゃんに心の中で「まぁ、俺のだけどね」と言ってみる。
「あ、お昼は?」
「食べた~」
「お土産のお饅頭食べる?」
「今はいいや」
母ちゃんに手を上げて階段を上る。
実際どうなんだろうな? 自分の息子の恋人だってわかったら。現段階ではかなりの好感度だけど、息子とちゅーしてた事がわかったら……。うーん、よめない。前例がないもんな。厳格な方じゃないし、理解もある方だとは思うけど。うーん。
自室に入ってベッドに身を投げた。
あぁ~、ちゅーしたい。
俺はボフボフとクッションを顔面に打ち付け、そのままバフッと状態を倒し、クッションに顔を埋めた。
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