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「おや? 目が覚めたかい?」
全裸になって振り向いたのは教頭だった。
目がギョッと見開く。
なにこれ、どういうこと? なんで俺縛られてるの? 森先生は? お手伝いしてたのに……。って、いうか……なんで、コイツ脱いでんの?
思考は完全にショート状態だった。浮かぶのはただただ疑問のオンパレード。
「驚いてるね? うふふ。可愛い子だ」
教頭が鼻息を荒げ近づいてくる。ヌーッと顔が伸びてきて、頬にチュバチュバと気持ち悪く吸い付いてきた。
「うー! ん! んーンンッ!」
止めろっ! って叫びたいのに言えない。何を言っても全部呻き声になった。頬っぺたがよだれでビチャビチャに濡れる。めちゃくちゃ気持ち悪い。
「年頃の男子なのに、なんて綺麗な肌なんだ。それに白くて柔らかい。しっとり吸い付くようじゃないか。君みたいな子はね。なかなか手に入らないんだよ。だからもう先生、興奮しきりだよ? あー、抵抗しても無駄だからね? あんまり暴れると注射しちゃうよ? それは嫌でしょ?」
きょ、教頭だろ? 何言ってんの? 手に入るって何? 注射? それってすごくヤバくない?
血の気が引くってこのことだろうか? 顔や全身が一気に冷たくなっていく感覚。
教頭は「ハァハァ」と息を荒げながら、俺の制服のボタンを一つずつ外していった。太い指が興奮のせいか痙攣してるみたいに震えてる。
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