565人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
一ヶ月経っても、二ヶ月経っても、先生からのメールはなくて、俺のメールにも完全に無反応。
母ちゃんに「先生とはどう?」なんて聞かれるけど、どうもこうもあったもんじゃない。
とうとう年が明けた。
明けましておめでとうございます。のメールも来やしない。安否も不明。
不安と寂しさに押しつぶされそうな日々が過ぎ、イライラムカムカの怒りの時を越え、それでも時間は刻々と進む。
いろんな感情に悩まされ投げ出しそうにもなった。
でも、いつかの先生の言葉。
『信じていてほしい。この先に何かあったとしても、俺の気持ちに嘘はない。それだけは覚えていて欲しい』
あの言葉を支えにずっと堪えてる。平気なんて言えるわけないけど、俺はそれなりに日常をこなしていった。あの時俺も『信じる』って約束したから。
最初のコメントを投稿しよう!