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おそらく美沙子は昨日の事を怒っている、泣いている理由は、いきなり現れた俺に、そして多少強引に愛を注いだ俺に嫌気が差しているから、
美沙子っ、昨日はごめん、そう言って俺は美沙子に近づこうとした、
だがその時、ビューっ、ビュービューっ、、と、突然エレベーターの下から強風が俺に向かって吹きすさんだ、、
構わず俺は前に進もうとするが、風はさらにより強く俺の身体を押して来る、
不思議な事に足を止めれば風は止み、歩めば風は向かって来る
仕方なく俺は後退し壁によりかかりスマホをいじった、、そして時折きょろきょろと辺りを見渡し友達を待つ振りをし恋人の美沙子を見守った、
五分経ったか、十分経ったか、やはり美沙子は下を向き泣いている
美沙子、ほんとにごめん、許してくれ、
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