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はじめに
《概要》
1種類の図形を使用して、平面を等量等形分割する方法について解説します.
最終的に使用する図形は凸5角形ですが、途中まで等辺凸6角形をガイドとして使用します.
基本図形、ガイド図形、作図方法、タイル張り手順、応用作品例を提示します.
《ギャラリー》
応用作品例を2点掲載します.
《基本図形の形状》
凸5角形の内角と辺は下記の通りとします.
内角:72度、144度、144度、90度、90度
辺の長さの比率: 1 対 1 対 0.5 対 0.5 対 1.17557
《ガイド図形の形状》
等辺凸6角形の内角と辺は下記の通りとします.
内角:72度、144度、144度、72度、144度、144度
辺:すべて同じ長さ
《基本図形とガイド図形の作図方法》
まず正10角形を考えます.
正10角形の外周のうち、連続する3辺を選びます.そして、この3辺を内側へ折り返します.
選んだ外周の3辺と内側に折り返した3辺に囲まれた図形がガイド図形の等辺凸6角形です.
この等辺凸6角形を二等分したものが凸5角形です.
逆の言い方をすると、凸5角形をふたつ組み合わせたものが等辺凸6角形です.
タイル張り手順では、ガイド図形の等辺凸6角形を使用して、二回回転対称性のあるタイル張りを示します.
その後に、等辺凸6角形を二等分して、基本図形の凸5角形によるタイル張りを完成します.
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