匿名希望のゲーム機は異世界への通行手形だった?

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RPG其れは◯ァミコン世代の者達が躍起になって遊んだゲーム。スーパー◯ァミコンになり、ドットの画像がより鮮明となり、プレイ◯テーションで3D映像が出回り、今ではフルダイブ型のオンラインで楽しむ世界。そんな中、テレビゲームを知らない子供達の前に匿名でゲーム機が送られた。其れは画面を必要とせず、其れはコントローラーを必要とせず、其れはメモリースティックを必要としなかった。必要なのは自分自身。ゲーム機を起動した時に側に居た複数の子供達が突然現れた魔方陣の光の中に包まれると意識を失い、気付けば其処は異世界だった。右も左も解らず途方にくれていると、1人の老人が現れた。『RPGの世界へようこそ。君達は冒険者となり魔王を倒す使命を帯びた』と一方的に話すと忽然と消えた。寝る場所を確保する為街を探す。途中遭遇したスライムに戯れ、川遊びではしゃぎ、陽が傾く頃街へ着く。お金が無い為馬小屋で寝る事に。 起きたら元の世界に戻っていた。アレは夢だったのか?確かめる方法はただ一つ、もう一度ゲーム機を起動させる事。しかし、大人達が見ている前で起動する事はなく魔方陣も現れなかった。翌日何故起動しないか考えて同じ状況で再度チャレンジすると起動する。異世界に来れるのは子供だけの時。子供の子供による子供の為の異世界はとてもイージーモードでした。 子供だけが行ける異世界、そこは剣と魔法の冒険が待っている。但し、チートは有りません。知恵と好奇心とほんの少しの勇気があれば魔王を倒す事も夢じゃない!大人は誰も信じてくれない、子供だけの秘密。もし貴方が子供の時にこのゲーム機が有ったらどうしますか? ゲーム機の起動条件→大人が見ていない、子供が周囲に一定数居る状態(今の所四人) 異世界での1日→地球時間で2時間位(子供達はお昼寝している様に見える) 異世界から戻る方法→全員が一緒に眠る事 ゲームクリアの条件→魔王を倒す事 主人公 トモノリ。孤児院で暮らしている。院長先生に淡い恋心を抱いている。メインアタッカー(剣)役。 ヒロイン リコ。孤児院の幼馴染。トモノリに恋してるが、ライバルが大好きな院長先生なので秘密にしている。アタッカー(魔法)役。 親友達 カナタ。孤児院の幼馴染。何時もトモノリと一緒に遊んでいる。引っ込み思案だが頭は良い。サポート(バフorデバフ)役。 コウスケ。孤児院の幼馴染。ぽっちゃりで食いしん坊。タンク(盾)役。
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