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「は?」
「オレとお前じゃ釣り合わねぇよ」
「え?」
「……前、レイナに告白されてさ、読モになれば釣り合うの? って言われて、そうだなって答えたら実際読モになってさ。もう、レイナを拒む理由ないんだわ」
「はあああああ!?」
何?
意味わかんないんだけど、その理由!
私たち、ずっと付き合ってきたし、愛し合ってきたじゃん。
薄情過ぎない?
ありえない……。
「冗談きびしー」
「嫌、本当なんだけど。ごめん。じゃ」
「え」
心底いやそうな顔をして、去っていく奏斗に私は唖然とした。なに、この展開。
私が放心していると、奏斗はレイナたちのグループでわいわい話し出した。
なんか、私捨てられた?
嘘でしょ?
この私が?
(まあいいや……純也がいるし)
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