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「じゃあ。少女小説。」
「はぁ~。諦めないのね。」
私は、眉をひそめて言う。普段から、少女漫画や少女小説を読んでいない奴が何を言う。
「いや、1回、書いてみるから、待ってて。
10秒で書くからそれ見て俺の才能を試して!」
「最初からハードル上げてきたな!!
10秒で何文字かけるんだよ!!」
そう言って、お兄ちゃんはスマホを用意したお兄ちゃんの無謀さに思わずツッコむ。
「よーいスタート!」
そう言われつつも、果敢に挑むお兄ちゃん。何故そんなとこでチャレンジ精神を発揮した。
発揮するなら、クマが出ると聞く山で、登山したときに、物音がしただけで私を置いて、その場から走り去った時に発揮してもらいたかった。
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