2斬新な少女漫画 兄バージョン

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「まずね、江戸時代、 まず、雪女いるわけじゃん? で、うへへ丸がいて・・・・」 お兄ちゃんが話し出す。 「大正ロマンって言ったそばから時代変えてきたとこすげーよな。」 私はある意味、感心しながら、お兄ちゃんを見て続けた。 「そして、お兄ちゃん、まず、うへへ丸はどうでもいいんだけど、 少女小説には、イケメンが出てくるんだよ? イケメンは?」 そうだ、肝心なイケメンはどうした。謎の、うへへ丸と言うペットだか、近所の子供だかが出てきただけだぞ。 お兄ちゃんはそれに真顔で答える。 「うへへ丸。」 「盲点すぎるわぁーーーっ!!」 思わずお兄ちゃんににじり寄る。
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