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「まずね、江戸時代、
まず、雪女いるわけじゃん?
で、うへへ丸がいて・・・・」
お兄ちゃんが話し出す。
「大正ロマンって言ったそばから時代変えてきたとこすげーよな。」
私はある意味、感心しながら、お兄ちゃんを見て続けた。
「そして、お兄ちゃん、まず、うへへ丸はどうでもいいんだけど、
少女小説には、イケメンが出てくるんだよ?
イケメンは?」
そうだ、肝心なイケメンはどうした。謎の、うへへ丸と言うペットだか、近所の子供だかが出てきただけだぞ。
お兄ちゃんはそれに真顔で答える。
「うへへ丸。」
「盲点すぎるわぁーーーっ!!」
思わずお兄ちゃんににじり寄る。
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