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あれから二日が過ぎ、その間俺は一人で考えに
考えた。
こうなったのはそもそも、俺が泉にきちんと
気持ちを告げなかったからだ。
だから今日、それを実行する。
そのためにここで、二人が来るのを
待っている。
それにしても、生徒会室には何度か
来たことがあるけれど、いつも所狭しと、
物が積まれていて危なっかしい。
なんとなく落ち着かなくて、きょろきょろと
辺りを見回していると、静かにドアが開いて、
待ち人の一人が現れた。
「こんな所に呼び出して、僕に何の用かな」
「驚かせてすみません。どうしても聞いて
もらわないといけないもんで」
先に来たのは副会長。
実行委員の集まりで何度か顔を見たが、こうして
面と向かうと、改めてイケメンだと思う。
泉はこういう男が好みだったのか。
俺もそれほどまずくはないと思っていたけど、
到底敵うレベルじゃない。
「加藤君から聞かなければならないこと?
そんなことがあったかな?」
「すぐにわかります。ほら、来たみたいだ」
パタパタと足音が聞こえ、開いたドアから
泉が顔を出した。
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