茜ちゃんの行く道と太一君の行く道

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それから私は元マネージャーということで、優勝打ち上げパーティーに招待され。夜遅くに裕とあやめと哲也くんと帰るのだった。 家について、携帯をみる。私のメッセージに既読はついてない。その時はまだ、疲れて見ていないだけだと思っていた。 それ以降、私のメッセージに既読がつくことはなかった。 それから私は何度かメッセージを送った。ことごとく無視され私は壊れていきそうになる。 第一高校が東北高校と選手権で両校優勝を決めた日、太一君は正式にドイツの強豪チームと契約を決めた。そして… 「荻窪へ。いままで返事せずにこめんな。俺はドイツに行く。明後日には東京だな。俺達は別の道を歩くことになる。短い間だったが、荻窪と付き合うことができてよかったよ。ありがとな。今日からお互いに別の道を歩こう。さよなら」 というメールが来て私は泣き崩れたのだった。 「茜。どうした?」 「荻窪大丈夫か?」 はぁ、私のピンチに必ず駆けつける裕と哲也くん。 「ぐぇ。」「ぐはぁ」 そのあとに黒い霧に潰される裕と哲也くん。 「あなた達。なにあかねちゃん泣かせてるの?」 ニコニコ笑いながら男子を潰す親友。 「ふふっ、あやめったら。二人は関係ないよ笑」
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