リピート ファースト キス

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 目を閉じると、もう何も見えない。それでも、大夢くんの体温だけは感じることができる。大夢くんの指が私の顎に触れて、そのまま少しだけ持ち上げて、顔を上向きにさせる。  私は少しずつ近づいてくる暖かさと柔らかな感触。喉から手が出るほど欲しかった【ソレ】を、今度は一ミリも動かず……そっと、受け入れていた。
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