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HANANOSAKUBASHO
一面お花畑。なんてロマンチックな世界なんでしょう。ただし、この町にいる人間が私達二人しかいないことを除いて。
XXXX年XX月XX日
この町は崩壊した。
何が起きたのか、記憶も定かじゃない。だが、大きな衝撃とそこが知れない虚無感と恐怖心だけは忘れることが出来ない。記憶がないというのはこんなにも不安を煽るものなのか。
-3 days later-
建物も殆どが原形をとどめていない。廃れ切っていた。この３，４日でほぼ完璧に世界の中といっても過言じゃないくらいに発展したこの場所は亡びたのだ。既に連絡手段なども尽き、他の場所の状況を知ることもできない。私は、孤独なのだ。
-a week later-
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