夏の夜の手伝い
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夏の夜の短い夢を歩いていると、道ばたにペットボトルのキャップが落ちていた。 私の記憶にはない、空色のキャップだ。 汚れてはいないが、ささくれ立った境界が夜の熱気を頑固にはねつけて、心の裏で寂しそうにしていた。 遠く離れた知らない誰かの記憶かもしれないと思い、私はキャップを拾い上げ、彼の時間へと飛び込むことにした。
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