第三章

1/1
前へ
/6ページ
次へ

第三章

自分以外の人に興味を持つことなんて今まで一度もなかった。 どちらかといえば、自主的に自分のテリトリーには誰も近寄らせないようにしていた。 そんなに興味を持つような人に出会ったことがなかったからかも知れない。 でも、今回は違った。 僕は一瞬で心を奪われた。 桜並木で彼女に出会ったその瞬間に…。 僕の中にこんな感情があったなんて29年間知らなかった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加