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「本当に楽しみー! 涼くんに週末会えるのー!」 『はは、華は本当にかわいいなあ。俺も楽しみだよ 』 いやーん! 声だけでもどうしてこんなにかっこいいのー! 涼くん! 私、この電話だけでもご飯三杯はいけるわ! ーー遠距離恋愛をする私たちの、いつもの会話。 高校2年生の私より2つ年上の涼くんとは、彼の卒業式の時に私から告白し、付き合って5ヶ月。 高校卒業と同時に涼くんは、ここ静岡県静岡市から東京の大学へと進学したので、付き合ってからすぐに遠距離恋愛をすることになってしまった私たちだったが。 毎日の電話とトークアプリのお陰で、絶賛ラブラブ中なのである。 しかもしかも、今私と涼くんはお互いに学校が夏休み中なので、三日後に私が東京に赴き、涼くんが1人暮らしをしているアパートに遊びに行くことになっていたのだ。 ゴールデンウィークに涼くんが静岡に帰省した時にデートして以来の、久しぶりの再会。私は1週間……いや、1ヶ月?もしくはそれ以上前から、涼くんと感動の再会をすることに、心を踊らせていた。
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