赤い関西女

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晴子には到底、真似できない。 嫌なことを分かっていて敢えて言うような空気を読まない子は晴子の周りにはいない。 昔は海月とできるだけ距離を取ろうと思っていたのだが、クラスの委員会や行事で一緒になる機会が多かった。こわごわと一緒に作業してみると、海月は晴子など目もくれず海月はマイペースで、一見やる気がなさそうに見えた。しかし、意外と細かいところに気がつき、皆が忘れている仕事を1人でやっている場面も見られた。会議では発言しない方だが、ここぞと言う時に適格なことも言う。
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