第一章 弱い子

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第一章 弱い子

彼女はとてもとても弱い人間。 何故か…人をかばう癖がついたらしい。 人が嫌いな子で「変わり者」と呼ばれていた。 その子は、小学校に上がる前から変わっていた。 独りを好み、独りを愛していた。 なので、小学校低学年・中学年までは普通だった女の子が突然変わり出したんだ。 それは…「陰湿なイジメ」である。 小学校高学年の春頃だったと思う。 それからというもの「学校」という所を「毛嫌い」するようになっていった。 「地獄」と思っていた。 「居場所」を1人で探していた。 出来るはずもないのに。
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