君と探す、最期の場所は

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研究者が発表した隕石の落ちる日は明日から数日の間だという。 明日、隕石が落ちるかもしれない。 それでも私はいつもと変わらず学校に向かっている。 隕石が落ちると発表されたのは去年の夏、私は中学3年生だった。 あれから一年。本当だったら、現在高校一年生になっている。 けれどこの騒ぎで、もう学校どころではなくなってしまった。 去年の冬にはもう学校には生徒も先生もほとんど来なくなっていた。 友達も家族とどこかに避難したり、国が作ったという巨大な防空壕に入れてもらえるかもしれないと都会に逃げたり、宇宙船に乗って宇宙へ逃げると海外へ向かった子もいる。 私は今も親と一緒に地元にいる。隕石の落ちるその日まで今まで通りに暮らそうという親の方針だ。私もそれでいいと思う。私の両親は仲がいい。両親ともに今は会社にも行かず、残りの数日を家で仲良く過ごしている。 私はそんな両親を横目に毎日、制服を着て学校に通っている。 学校といってもこの騒ぎで進学できなかったから中学校のままだ。
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