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そして、私は猛勉強をして学年トップで合格し、念願叶ってあの王子と同じ中学に、通うことが出来た私。
ワクワクとドキドキで胸を膨らませ、もしかしたら、付き合えるかもっなんて、ひそかな期待をする。
しかし、王子とは何にも進展もなく。会えるとしたら学校の廊下で、すれ違う程度。
まったくってゆう程、気づかれもしないまま、1年が終わろうとしていた。
あるとき、母の再婚相手と会う事になり、レストランに行くと窓側の席に再婚相手の男性、その隣りにいる男子を見た瞬間、表現が硬直した。
・・・まさかぁ。
そこに、王子がいたのだ。
最初は何が何だか、わからなくって頭が真っ白。
いつの間にか、テーブルの席に座っているし、どうやって、ここまで来たのかも、まったく覚えていない。
前に座る王子の顔を、チラチラと見ていると、私の視線に気づいた王子と目が合う。
慌てて目線を逸らすと、不思議そうな顔をしている王子。
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