第二章 キャンプ 夜
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勇者はゆっくりと後ろに下がってる。 「行きますよ」 杖を勇者に向けて攻撃を放った。 この夜、森の方から獣とも人間ともつかない声が朝まで聞こえて、遠くの村人たちまでモンスターの襲来かと震え上がらせていたと知るのはずっと後の話だ。
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