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「爽の名前を呼ぶな!」
「あっがぁああぁあ!」
俺が痛さのあまり叫んだときだった。
ガチャっ
誰かが家に帰ってきた。
【ただいまー】
その声は爽のもので。俺は揺さぶられながら必死に声を抑える。この声聞かれてはならない。あいつにとってはいい父親でいてほしい。何度も奥を突かれ、その度に俺は感じる。それでも掠れでる嬌声に野郎はにたつく。
「声、抑えないと聞こえちゃうよ?爽の絶望顔早くみたいなぁ。」
やめろ。やめてくれ。俺はこれ以上野郎の声を聞きたくなかった。だから…。
「お願いします…爽だけはやめてください。……ご主人様」
最大のおねだりだった。野郎も俺のギリギリのおねだりに嗤う。
「そこまで言うなら仕方ないな~。聞いてあげるよっ!」
「あっ、あっ、あっ!」
ピストンが早くなる。突かれる度にイってしまう俺を見て野郎が嗤う。漏れでる声は野郎の興奮を仰ぐだけで手も使えない俺はひたすら自分のものとは思えない高い嬌声に羞恥を煽られる。その時だった。
「親父?居るのか?」
爽の声がした。
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