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「さて、ここいらで真面目な話にもどすか。率直にいうと、お前は違う世界から来たようだな。それも魔法という概念がないところから」
「いや、概念ならあるぞ。空想上のものとしては…だがな」
いちおう訂正を入れておく。
「おぅおぅ、なら話は早そうだ。ここは魔法があり、モンスターが闊歩する世界!名前は…そういや世界の名前ってなんだ?分かんねぇ!」
そういってまた大きく笑った。笑って誤魔化したのか?
「まあ、なんだ。なんでもいいじゃねぇか」
誤魔化したようである。
「自己紹介の続きをしよう…といっても俺の話だが」
断る理由も無いので聞きに徹する。
「俺は旅をしながら各地を回ってるんだ。とにかく西にだ!立ち寄る国では途中で拾う薬草や魔獣からとった素材を売って生活費にしてる。あとはそうだな冒険者組合でクエストを受けることもある。そんな生活さ。」
なにか訳ありげだが、野暮な事は聞かないでおこう
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