【新たな世界へ飛び出して 】

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「そこで提案なんだが、俺と一緒に旅をしないか?」 突然のお誘いだ。 「1人の旅は味気なくてな、仲間が欲しかったんだ。お前は行くアテもないんだろ?この世界の事を学べるっていうメリットもある。どうだ?」 初対面の人に付いて行くことに不安はある。山賊だった場合、奴隷として売られるのだろうか? でも右も左も分からないこの世界では進むしかないのだ。 「よろしく頼む」 俺はそう口にした。 ククルゥは嬉しそうにはにかんでいる。 この選択が合っているか分からないが、彼の顔を見ていたらそんな不安は感じなかった。
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