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何か言いかけた先生を遮るように、わたしは立ち上がった。
「この後、次の予定がありますので、‥‥今日はこれで失礼します」
何とか声を絞り出してそう言えた自分を、褒めてあげたい。
わたしは広がっていた書類をかき集め、雑に鞄に詰め込んだ。
わたしはもう、どうしようもないくらい貴方のことが好きなんです。
だからこれ以上、からかわないでください。
実らないわたしの想いを、そっとしておいてください、茜田先生。
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