story 5

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スカートが破けたのが相当に恥ずかしかったんだろう。 綾瀬さんは俺と目も合わせず、顔を真っ赤にして逃げるように帰っていった。 あの程度のことで恥ずかしいなんて。 これからもっとエロい格好で、恥ずかしい言葉を言わせる予定なのに。 スカートだけじゃなく衣類全部剥いで、あの甘ったるい声で喘いでもらうつもりなのに。 さて、これからどうやって綾瀬さんに取り入ろうかと考えていたら、インターホンが鳴った。 忘れ物かな。 何も確認せず玄関のドアを開けると、大きな陰が立ち塞がっていた。 中学の頃からつるんでいる、腐れ縁の圭介だった。 「アポなしで来るなっつってんだろ」 俺がそう言うのも聞かず、「おっ、なんかいい匂いするじゃん」とずかずか部屋に入ってくる。
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