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というわけで、グチと裏話です
『鎧伝サムライトルーパー』のシナリオを担当していたのが『鳳工房』というサークルです。
タツノコプロの文芸部部長だった、故鳥海尽三が主幹を務めていたサークルで、私もかつて所属していました。
まぁ、言いたいことは山ほどあるのですが、言って良いことと悪いことがありますし、私はその辺がよく判らないし、言い出したら止まらないので触れません。
代わりと言っては何ですが『サムライトルーパー』の裏話をします。
当時、東映の『聖闘士星矢』が人気で、サンライズがそれに対抗するアニメを企画していました。
しかし、どうやら企画がまとまらず、かなりギリギリのところで『ボトムズ』『ガリアン』などを執筆していた鳥海のところに御鉢が回ってきたようです。
ただし、鳥海は『聖闘士星矢』を観たこともなく、その存在も知りませんでした。
今はどうか知りませんが、当時のアニメ業界の大御所にはアニメをほとんど観ない人もいたのです。
では、鳥海の頭にあった物は何なのか、五人チームのヒーロー。
間違いなく自身がタツノコ時代に制作に関わった『ガッチャマン』です。
そのため『サムライトルーパー』の前半に出てくるボスキャラのアラゴは、総裁X同様、首だけでユラユラしています。
そして、最初からトルーパーたちはトルーパーとして描かれ、どのようにしてトルーパーになったかだ本編に出てきません。
細かいことですが、そういった共通点があります。
まぁ、『サムライトルーパー』自体マイナーなので、どれほど需要のある話なのか不明ですが……
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