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中学三年生のとき、私の身の回りでは『D&D』が流行りました。
『D&D』と聞いてもわからないという方が多いと思います。
これは『TRPG』というゲームです。
『RPG』はご存じですね、『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』、そして『イース』などがあります。
そして「T」は「テーブルトーク」の「T」です。
つまりプログラムの代わりを、人間が言葉とサイコロを使ってやるRPGです。
プログラム役の人間をマスター、それ以外はプレイヤーと呼びます。
私はマスターよりもプレイヤーが好きでした。
言ってしまえばTRPGは大人のごっこ遊びのような物で、人が作った空想の世界で遊ぶのが楽しかったのです。
当時はファミコンの時代なのでゲームの画面を見るより、頭の中に描く異世界の方が何倍も美しく格好よく思えました。
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