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「しかしあのむっつり野郎が告白かぁ」
「ちょっ、友香!声でかい!」
「そんなにでかくなーい」
「友香にしか言ってないんだからー」
「てか、なんで付き合わなかったのか超疑問なんだけど。
あんた、あいつは大切な存在だって言ってたじゃん。
大切ってことは、ずっと一緒にいたいんでしょ。
じゃあ付き合えばいいのに」
梨花は真面目な顔になって言った。
「…男女の関係において、一番良い関係が付き合ってることだと、友香は思う?」
「なんや難しいこと言うな」
「私、違いと思ってる。大切だから、ずっと笑ってたいから、友達でいたいの。ずっと小学校の時みたいに笑ってたいの。」
「まぁ、梨花っぽいね。その答えは」
「だから、終わりが来るかもしれない恋は怖いかな」
そう言って梨花は少し寂しそうに笑った。
友香はそんな梨花の様子が少し心配だった。
本当にずっと陽平と友達でいたかったんだと気づいた。
その関係が変わりかけたことが悲しかったんだと。
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