第1章 告白

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「困るって~…」 「ハイハイ今のは忘れて!明日からは俺はただの男友達ですよー」 「ん、わかった」 「じゃあこの段ボール全部三階に運ぶぞー!」 「え?これ、私もやんの?」 「当たり前じゃん、お前に告るのに他のやつ置いて来たんだから」 「え、じゃあこれ二人で全部やんの?」 「イエス!」 「ばかやろー!」 段ボールを抱えて逃げていく陽平を追いかける。 二人の間に流れていたなんとも言えない空気は、もうすっかりあの中学の日の心を許せる関係に戻っていた。
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