一日目 夏の始まり

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ー俺は、恐怖と引き換えにかけがえのないものを得た。 それは……ー ふと朝日がカーテン越しに日差しを僕の額に刺してきた。 僕は川崎悠太、中学2年の15歳だ。そして僕の通う学校は 晴美中学校というところに通ってる。 僕の家族は、母はとある事件で亡くなり、父と僕の二人暮し。また、父はいつも残業三昧で家にはあまりかえってこない。 そのため、学校でもある程度の対処はしている。今日は土曜日。少し散歩しようとしたらケータイが鳴った。宛はクラスメイトであり親友の智也だった。 智也「おーい、起きたー?」 川崎「んー、……何?」 智也「実はな?晴美神社で皆集まって怪談やろと思って!な?来るよな!」 川崎「朝から元気だな……ん、わかった。」 智也「そうこなくっちゃ!そんじゃ11:00に晴美神社で待ってるぜ!」 そう言い放ち、電話か切れる。 そのとき、とっさに今の電話内容を振り返ってみた。 「ん?待てよ……晴美神社!!?」 急いで電話しようとしたが、突然家の中のブレーカーが落ちたのであった。 「うわーー、最悪。しゃーねー、もう今日は寝よ……」 そうして、自分の部屋に戻りベットに横たわって寝た。 ー夜10:30頃ー 「そろそろ、いくか。」 そうして僕は、晴美神社へ向かった。 そして、少し過ぎたが着いた。しかし、11:00過ぎてもこない。 「まじかよ……ん?」 ふと見たのは、確かに智也の帽子だった。 「なんだ、きてんのかよ。脅かしやがってw」 だが、周りに目を向けると静寂に包まれている。 「……何か、変だな。」 危険を察知した川崎は親友の智也を探すことにしたのだった。
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