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「それでも、普通、到着と同時に帰るっしょ?」
「恋人がいるのに出るのは無礼である。」
「相手が女だから浮気じゃないって言い訳なしな?」
「京介、一筋なんで大丈夫っす。」
「良く言えた~。よしよし。」
「まぁ、2人の関係だから?玉龍がいいなら良いんだけどさ。」
「政宗は浮気するような人間じゃないよ。八戒に嫉妬する人間だ。」
「あ~可哀想。」
「抜け出せんな。」
「難しい問題だね。」
「で、どこまでいってんの?!」
「京子!」
「だって気になるじゃん!」
「ごめんね。京子、腐女子だから。」
「まだだね~。」
「まだですね。愛を語るぐらいです。」
「キスした?!」
「そういえば、なんもないね俺ら。」
「それじゃぁ、友達と一緒でしょ?!」
「何、告白から期間あいてるのに何もしてないの?」
「「だって、誘われてないから。」」
「え?」
「ん?待ちだったの?」
「仕掛けて良かったの?」
「どっちが攻めてどっち受け止めるの?!」
「両方とも知識はあるよ~?」
「俺もありますね。」
「もしかして・・・2人とも経験なし?初めて?いや~ん!ロマンス!」
ぼんっと湯気が玉龍と政宗からあがる。
「ちょっと落ち着けよ京子。それに2人のプライベートだ。ほら、顔、真っ赤にしちまったじゃねーか。」
「だって!素材良し!身体良し!甘々ときたもんだ!」
「京子、キャラ変わってるよ。落ち着きなさい、うふふ。ごめんね?」
「あ、いえ。」
「食べましょ!」
「どっちがどっちを?!」
「京子、ごはん!」
帰宅。
「今日はありがとうございました。」
「うちの家族楽しいでしょ?」
「とっても。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
「「あ!」」
「何?」
「玉龍こそなに?」
「その・・・今日、うち、泊る?」
「う、うん。うちでもいいけど。汚いけど。」
入室
テーブルに腰掛ける。
「玉龍の家に行けば良かった。」
「なんで?」
「うち、茶葉もないし、ペットボトル飲料切らしてる。玉龍の家行っていい?それとも酒か何か買ってくる?俺、飲み足りない。」
「じゃぁ、買いに行こう。」
「ふ~ん。氷結好きなんだ?」
「ビールはちょっと苦手ですかね~。カクテル系が好みです。」
「そうなんだ?俺、ハイボール。あ!コークハイ!」
「京介も甘いもの派なんだ?」
「うん。」
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