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え、ええええ!!?
あの時両思いだったんだ。今更ながらに告白できなかったことが本当に悔しい。
「あの、比沙子さん、僕も……」
しかしその言葉は、無粋なアナウンスにかき消されてしまった。
『まもなく、紫波(しわ)サービスエリアに着きます。15分の休憩です。発車に遅れないようにご注意ください』
気づけば午前3時。岩手県に入っている。話しているとあっという間だ。
「ちょっと降りようか」
どちらともなくそう言いだして、二人で真夜中のサービスエリアに向かうが、やっているお店はなく、人もまばらだった。自販機で冷たい飲み物を買って、休憩コーナーに座って二人で飲む。とりあえず仕切り直しと行くことにした。
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