1人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな、わたしの密かな願いを神様は叶えてくれたのだろうか。
「美里~、早く。」
放課後、理来はいつも通り、わたしを呼ぶ。
そして、私たち2人はいつも向かうところがある。
海岸を2人で歩き、そして、街の中へ。さらに、まっすぐ進み、山の方へと向かう。
少し、階段を登り、そこには小さな社がある。
小さな、小さな。
そこには誰も住んでない。宮司も、神主もいない。
鳥居と小さな拝殿が一つ。
小さい頃、理来と2人で見つけたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!