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ふわり、ふわり。 ────何だろう、このふわふわした感覚は。まるで宙に浮かんでいるかのような…。 そう不思議に思いながら、俺はうっすらと目を開けた。 「……え?」 薄暗い部屋の中。窓から射し込む柔らかな月明かり。その月明かりに照らされて安らかに眠る俺の姿。 「え?え?」 その全てが、上空から一望できる。 「えええええええ!?」 訳の分からない状況に、俺はひたすら混乱する事しか出来なかった。
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