ファイルNo.1 キャメロン元隊長との会話記録

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「それに【あれ】は南極大陸以外にも存在しているのか?」 『はい』 「他にどこにあるんだ!?」 『それは、〝ここ〟では答える事が出来ません。』 「ここでは答えられない?…それだったら俺も話す気にはなれないな。」 『お気持ちは分かります…それでも、あなたの(ちから)が必要です。』 「………。何故だ?」 『それが〝彼ら〟の弔いになるはずだからです』 「………弔い?〝これ〟が弔いになるのかも分からないのに…だいいち俺に何ができる?あなたには【あれ】に対抗出来る手段なんてあるのか?」 『100パーセントではありませんが、少ない確率でしたら、あると言えます。まだ3〜40パーセントくらいです。残りのパーセンテージを埋める為にあなたの(ちから)を貸して頂きたいのです。』 「そんなに俺の(ちから)が必要なのか!?」 『はい、ご協力いただけますか?』 「【あれ】と対峙する事になるかもしれない。果たして、人の手でどうこう出来るとは思えないのだが。」 『対峙する手段は僅かですが、確立されつつあります。もし、協力して頂けたら、あなたの条件を飲みますよ。それにあなたは昔・・・』 「まて!………。そこまで知っていた訳だ(暫く考えこんでから)………いいでしょう。仲間がああなってしまったの俺にも責任がある。やはり【あれ】は放っては置けないと思って…(深く考え込んでから)失った仲間たちの事を考えると、これ以上逃げても解決する訳じゃないしな。」 『私もご協力させてください。』 「分かりました。〝皆の弔い〟になるのなら、協力します。」 『ご協力感謝致します。』
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