ファイルNo.2 黒井博士との会話

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『まだ、お話出来る段階ではありません。出来ればこのDNAを早く解明して頂きたいのです。』 「何故急ぐのです?」 『それもここでは話せません。ただ、伝える前に大至急、私と一緒に来て欲しい所があります。』 「ここでは、まずいのですか?」 『はい』 「どうして?」 『これはあなたの国と私の国との間で、結ばれた機密事項だからです。ですから、まだ事を大きくする訳には行かないのです』 「機密事項?!世紀の大発見が!?」 『はい、事態はすでに最悪の段階で進んでいるのです。このDNAの持ち主は生きています。』 「生きてる!?・・・え?最悪?・・・まさか」 『詳しくは話せませんが、あなたの能力(ちから)が必要です。ご同行願いますか?』 「しかし、一体どうやって?誰が?このDNAをもとに復活させたのだ?こいつはいったいどんな生物なんだ!? 『これから同行して頂ければ分かります。ただ今言える事は、このDNAの持ち主は〝自ら〟復活したのです。』 「なんだって!自ら?どうやったんだ!?」 『ここでは、話せません。そろそろ行きましょう。』
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