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ファイルNo.1 キャメロン元隊長との会話記録
『キャメロン隊長、お忙しいところ、わざわざ時間を取って頂き感謝します。さっそくですが…。』
「私はもう隊長ではありません。それに今は、たいしたお話は出来ませんよ。」
『そうですか?私達はあなたが南極大陸で体験した話に興味があります。出来れば・・・その・・・〝見たもの〟の話も聞きたいですね』
「〝見たもの〟?………。何故ですか?私が見たものに興味がおありのようだが…人に話せるほど面白い話なんて出来ないですよ。」
『ふふふ、ご冗談をあなたが、何故隊を抜けたのか。〝本当の理由〟を知っていますよ。それにあなたの隊にいた男、ラッセル はどうしましたか?まさか、〝海〟に逃亡したとかないですよね?それに彼は南極で起きた〝事件〟の中心人物では?』
(訝しげそうに睨む)
「・・・・・・何故それを・・・いったい、あなたはどこまで知っているんですか?」
『キャメロン隊長、私は、あなた方が南極大陸で〝遭遇したもの〟に興味があります。あそこで起きた事には興味がありません。話して頂いても、あなたがたいした罪に問われないのも分かっています。』
「そこまで知っているのに何故、私の話をそこまで聞きたがるのですか!?」
『データが欲しいのです。あなたが見たものは何も南極大陸だけではないのです。どうしても万が一の事態に準備しておきたいのです』
「南極だけじゃない?…万が一の事態?」
『はい』
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