始まりの日

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俺はあの頑固じじいに叩かれた後 ギターケースと鞄を持って学校に行き 自分の教室の椅子に座り頭を撫でていた。 「あの糞じじい…本気で叩きやがって…」 「あらあら、またお爺さんに説教されたのかな?カズマ」 俺に話かけて来たツインテールが特徴の女子が津島恵である。 「うるせぇ…あの糞じじいがまた演歌だとか言いやがってよ…」 「カズマはロックが好きよね…」 「あぁ!俺はロックミュージシャンになるのが夢だからな」 俺はギターケースを撫でながら笑顔で答えた。 「でも、お爺さんの道場を継がないと行けないんじゃないの?」 そう、俺のじいちゃんは剣道道場を開いていて俺は継ぎたくないし剣道は嫌いだ 「いいんだよ…俺は軟弱者だしな」
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