第十一章~妖刀~

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二夜「他人...」 自分でも気づかないくらい自然と呟いていた。 静かな朝がより一層静まったように感じた。 山崎「...ほんまにそないな事思てるんか?」 二夜「...。」 山崎の目を見てると何も言えなくなった。 自分は何かいけないことでも言ってしまったのだろうか。 はたまた彼の気に触るような事を言ってしまったのだろうか。 何故悲しい瞳をしているのか、理由が分からなかった。 彼は目の前にいるというのに、今はものすごく遠い存在の様に感じた。
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