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店長「っ!」
二夜「どうしたんです?」
店長が何やら戸惑っていた。
店長「どうやら妖刀の中でも珍しい物を持ってきたみたいだね。」
そう言いながら手を痛そうにさする店長。
二夜「どういう...」
店長「この妖刀は君にしか持てない。と言うよりも制御できないと言った方がいいね。」
二夜「制御できないって事は、俺以外が持ったら?」
店長「君以外の人間が触れると、触れた部位に痛みを伴う。もし、無理矢理にでも持ってしまったら...」
二夜「どうしようもなく人を斬りたくなる...ですか。」
店長「!?...君はこの刀をどうやって手に入れたんだい?」
二夜「人から奪ったんです。厳密に言えば奪わないと殺される...そんな状況だったんですよ。」
今では『殺されておけば...』そう思うようになった。
何故あの時生きる事を選択したのかは分からない。
別に生きることに執着してた訳でもない...だとしたら、刀に命でも拾われたか。
二夜「話せば長くなりますけど...聞きます?」
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