第十二章~新選組~

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第十二章~新選組~

ぐぅ~~~ 二夜「...。」 山崎「...腹減ったぁ!あつい!」 明らかに隣でバテている山崎のお腹から鳴った音である。 暑さでバテて、寝転んでいる山崎の着物は少し着崩れていた。 そこから見える左肩の火傷の痕。 もうあれから一ヶ月か...。 現代では八月十八日の政変だが、歴史が一ヶ月早まったことによって七月十八日の政変に変わった事だろう。 はぁ...そんな事よりも烝の火傷の痕が気になる。 どうでもいいはずなのに。 二夜「やっぱり...残ってるんだ。」 山崎「なにがや?」 二夜「火傷の痕。」 山崎「...更夜。心配してくれてありがと。」 二夜「...」 二夜は山崎に言われて気づいた。 自分は彼を心配していたのだと。責任感を感じていたんだと。
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