プロローグ

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逆らう者は次々と殺されてしまう。 総理大臣も殺されてしまい、後任となった者は操り人形のように言うことを聞くようになり、 実質、独裁国家となってしまった。 一般人にも個人で反対する者やグループは存在したが、支配者に認知された時点で物言わぬ死体となっただけである。 そんな中、他国が立ち上がり軍事力をもって対処するという行動をとった。 結果は惨敗。 前もって通告は全国民に伝わり一般人に被害こそ少なかったものの死者は数十万と出てしまった。 独裁者となった者は逃げも隠れもせず居場所を公開していた。 他国の軍事達はすぐに片が付く。 たった一人で国が落とせるはずもない。 事が始まるまでは誰もが思っていた。 だが、攻撃が始まると同時に言葉を失い恐怖が刻まれることとなる。 生身の人間に銃火器は勿論、ミサイルでも傷一つ付けられず次々と味方が殺されていく。
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