第1章

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「ママ、今日のおやつ何?」 汗だくで帰って来た小学校からの帰り道、私は毎日同じセリフを玄関で口にした。 それは小学校の6年間ずっと続き、初恋とは縁遠いままに中学生へと進級した。 真っ黒だったは私の肌は、中学生になり、吹奏楽部に入学したことをきっかけに白色へと変化していった。 そして、初めて触れたトランペットの音色に夢中になった私は、またも恋とは縁遠い生活を3年間送ることとなる。
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