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 妙な出会い方をしてしまった。ナンパかと思ったけど違って、人生楽しそうだと思ったら友達いなくて。変な奴ってのが第一印象。  まだどこの店もやっていない。案内と言われても今は見られる場所が少ない。  ふと、至を見る。どうやら走るのが好きみたいだから、ランニングに適した公園に行ってみる。  至は気に入ったようで、しばらくそこにいた。  自動販売機でジュースを買って、芝生の中を歩いて、話をたくさんした。初対面なのに、何でも彼は話してくれた。 「親の都合で引っ越したけどさ。よかったよ。ありすに会えたから」 「学校に行けばもっと友達出来るよ」 「そうかもしれないけど、一番最初の友達って特別な感じするだろ?」 「……そう、なの?」  友達っていう存在がよくわからない。だって私は……。 「ごめん。触れちゃいけない部分だった? 俺ってさ、本当にデリカシーなくて。いっつもヘマすんの」 「違う。大丈夫」 「そう?」 「うん、気にしないで」
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